渋谷区のアパートにて屋上のウレタン防水工事・外壁塗装・外塀塗装・共用部の塗装・内装補修を行いました
渋谷区のアパートにて屋上のウレタン防水工事・外壁塗装・外塀塗装・共用部の塗装・内装補修を行いました 施工データ
施工内容 | 外壁塗装屋上防水タイル補修工事防水工事その他工事 |
---|---|
施工内容詳細 | 外壁塗装・屋上防水・ベランダトップコート・内装補修 |
価格 | 約¥3,060,000- |
外壁使用塗料 | レガロアクア |
屋根使用塗料 | ウレタン防水 |
工事日数 | 約1か月 |
皆様こんにちは。
マンション・アパート外壁塗装・防水工事専門店のさいたま大規模修繕専科です。
前回は渋谷区のアパートの現地調査の結果をご紹介しました。
今回は実際の施工の様子をご紹介します。
現地調査の様子はこちらからご覧ください。
足場の設置
施工を行う際、まず初めに行うのは足場の架設です。
足場があることで高所や地上からでは施工のしづらい場所にもアプローチすることが可能です。
たとえ高所でなくとも手が届くことと安定した姿勢で作業が行えることは別問題です。
足場には防護ネットを設置しますので、洗浄剤や塗料による飛び散りを防止する役割もあります。
他にも建物周りの設備で洗浄剤や塗料の飛び散りを防止したい設備がある場合は、お早めに担当者までお申しつけください。
養生シートやカバーなどで保護をさせていただきます。
バイオ高圧洗浄
塗装の前に、まずは徹底的な洗浄を行います。
近年塗料の機能が向上し耐久性が高まっていますが、汚れが残った状態ではその機能を発揮することができません。
また塗膜内でカビや苔などが増殖して剥がれやすい状態になることもありますので、洗浄は大切な意味合いがあります。
建物専用の洗浄剤を散布して建物全体を殺菌消毒します。
洗浄剤散布後は通常の高圧洗浄で洗い流す工程を繰り返し、よく乾燥させてから施工に入ります。
屋上 通気緩衝工法によるウレタン防水工事
通気緩衝工法とは
通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)とは、別名「絶縁工法」とも呼ばれ、無数の細かい穴の開いた絶縁シートを下地の上に施工し、シート部分にたまる水蒸気を脱気盤や脱気筒と呼ばれるところから排出する部材を設置する工法を言います。
その上にウレタン防水樹脂塗料を重ねることで下地の影響を受けずに防水工事を行える工事です。
通気緩衝工法を行う床面の状態は、築年数が経過している・雨漏りが起きている・下地が水分を帯びている可能性がある場合に施工を行います。
ウレタン防水工事は下地がどの素材でも行えて廃材が出ないメリットがあるため、防水工事のリフォームでは人気の工事です。
防水工事には素材や劣化の状態に合わせた施工方法が多数ありますが、いずれの方法にしても経験豊富で信頼できる業者に依頼することが大切になります。
さいたま大規模修繕専科の社長が運営する屋根工事・外壁塗装専門店「ケイナスホーム」でも多数の防水工事を取り扱っておりますので、戸建て住宅のベランダはもちろん屋上の防水工事も安心してお任せください。
プライマー
洗浄・乾燥後、まずはプライマーを塗布します。
プライマーは無色透明の下地です。
プライマーには接着剤としての役割もあります。
通気緩衝シート
通気緩衝シートを設置しました。
隙間なく設置しましたので、下地の状態に影響を受けずに防水工事を行えるようになりました。
脱気筒も設置してあります。
今後はここから下地の水分を排出していきますので、膨れが起こる恐れがありません。
ウレタン防水
ウレタン防水塗料を塗装します。
この塗装したところが防水層となります。
防水塗装には排水のための傾斜や建物の形状に合わせて塗る技術が重要になりますので信頼できる業者にお任せください。
防水層を2層作るため、2回に分けて塗装を行います。
・1回目
・2回目
トップコート
ウレタン防水層は紫外線に弱いため、防水層を保護するために表面層としてトップコート材を塗布します。
ダークグレーのカラー塗料の入ったトップコート材で表面層のコーティングを行いました。
斜屋根 塗装
こちらのアパートは戸建て住宅でいう屋根はなく、屋上から一部斜屋根がありました。
斜屋根があることで水切れが良くなり、外壁材との接合部などを保護することができます。
水はけが良くなるよう、こちらも防水塗料を使用して塗装を行いました。
塗装したことで水弾きが良くなり、雨漏りや汚れの付着防止になりました。
アパート 外壁塗装
アパートの外壁の塗装を行います。
塗装は全部で3工程に分けて行いました。
下塗り塗装
下塗り塗装では下地を塗装します。
下地があることで外壁材に起きた色褪せやくすみなどをリセットすることができます。
塗料の吸い込み防止や密着性を高める効果が期待できます。
中塗り塗装
中塗り塗装では仕上がりに影響のあるカラー塗装を行います。
今回は「レガロアクア」という塗料を使用しました。
レガロはシリコン塗料に分類されますが、防藻防カビ性や低汚染性などの機能がありコストと機能のバランスの良い塗料です。
また水性塗料であることで臭気が少なく集合住宅に適した環境配慮型塗料です。
上塗り塗装
上塗り塗装では塗装を重ねることで色むらがなくなり、全体が均一に塗装されます。
塗装を重ねることで発色も美しくなりますので仕上がりが美しくなります。
鮮やかな光沢感のある若々しい印象の外壁に仕上がりました。
アパート 外塀塗装
外塀も外装リフォームを行う際には全体の印象に影響を与える場所です。
戸建て住宅であっても住宅そのものを塗装しても外塀はそのままであると外観の印象がちぐはぐになってしまうことから、外塀の塗装も一緒にご依頼をいただくことの多い場所です。
外塀は屋根や外壁とは素材が異なることが多く、またブロック塀などは下地に鉄骨が入っていることもあり、塗装には適した塗料を選定する必要があります。
外塀用の塗料を使用して塗装を行いました。
ベースをオレンジで部分的にレッドカラーで塗装を行いました。
思わず目を惹くような印象的な外観に仕上がりました。
ベランダ 防水トップコート
ベランダの塗装は屋上防水と同様に、防水層を保護するための防水トップコートを塗装しました。
屋上とは違いひび割れや剥がれなどの劣化がありませんでしたので、表面層のみの施工となりました。
今回屋上ではしっかりと下地から施工していますので、今後はこのベランダのように表面層をメンテナンスするだけで簡単にお手入れが可能です。
まずはトップコートの下地となるプライマーを塗布しました。
プライマーには接着剤のような役割があり、この後施工するトップコート材との密着性を高める役割があります。
次に防水トップコートを塗布します。
トップコートにはライトグレーのカラー塗料が入っていますので、イメージチェンジにもなりました。
アパート 共用部施工
・内壁
アパートの外側はオレンジのカラーで塗装を行いましたが、奥まっている共用部の外壁部分はライトグレーのカラーで塗装を行います。
2トーンにすることで印象的な外観に仕上げることが可能です。
まずは下塗り塗装を行いました。
外壁以外の場所でも、下地から塗装を重ねて行っています。
次に中塗り塗装を行います。
清潔感のあるグリーン系のカラーです。
最後に上塗り塗装を行いました。
塗りたては水分を帯びた色味をしていますが、しっかりと乾燥させることで色合いが定着します。
・階段
階段の鉄部はレッドカラーで塗装を行いました。
鉄部の塗装をすることは錆予防にもなります。
他にもベランダ側の柵も同様のカラーで塗装を行っています。
・階段下部
階段下部の飾り板はグレーのカラーで塗装を行いました。
足元は特に汚れが溜まりやすいため汚れの目立たないカラーをお選びいただきました。
・軒天
軒天は内壁と同様のライトグレーで塗装しました。
普段は着目することの少ない場所ですが、黒ずみや埃が付着することがありますので壁全体を塗装することで汚れ予防にもなります。
・窓枠パッキン
ガラス窓用のゴムパッキンを交換しました。
雨漏りの心配がなくなりました。
内装 補修
内装は主に浴室のタイルの補修を行っています。
現地調査では広範囲にわたってひび割れや破損などが見受けられました。
湿気のこもりやすい浴室はタイルやコーキングの破損から腐食したりカビが発生するなどの恐れがありますので、劣化に気づいた場合はお早めに業者への連絡を行ってください。
・タイル補修後
・浴室剥がれの修繕
・浴槽まわり施工後
・ドアまわりコーキング交換
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
今回は、屋上の通気緩衝工法によるウレタン防水工事・外壁のシリコン塗料による塗装・共用部の塗装・ベランダや内装などの施工も行いました。
特に屋上では下地の上に絶縁シートを施工し防水層から形成する防水工事を行ったため、美観性だけではなく耐久性も高まる工事となりました。
今後は定期的にトップコートを塗装するなど表面層のメンテナンスだけで長く耐久性を保つことが可能です。
外壁はオレンジと内側の内壁部分をグリーンで塗り分け塗装を行い、鉄部のアクセントカラーと相まって印象的な仕上がりになりました。
共用部を含む気になる場所はすべてメンテナンスを行いましたので、今後は安心して長く物件をお使いいただけるようになりました。
アパートや不動産物件をお持ちの方は、まずはお気軽に無料の現地調査をご依頼ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。