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マンションの大規模修繕費用が払えないときの対処法|業者選びのポイントも

マンションの維持管理に欠かせない大規模修繕。しかし、資材や人件費の高騰や修繕積立金の滞納者の増加などにより、資金不足の事態に陥っているマンションも少なくありません。

 

本記事では、マンションの大規模修繕費用が払えないときの7つの対処法について解説します。大規模修繕費用を抑えるための業者選びのポイントも紹介しているので、資金不足でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。大規模修繕の費用に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

マンションの大規模修繕周期

マンションの大規模修繕の周期は、国土交通省の「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」によると12~15年に1回が目安とされています。

 

これはマンションの各設備や共有部の構造体が経年劣化し、劣化の進行度合によっては居住環境や住民の安全を脅かす可能性があるためです。ただし、修繕のタイミングは建物や設備の状態次第で変わるため、早めの点検や対策が大切です。

 

建物の劣化は時間とともに進むため、回を重ねるごとに費用がかかる点にも留意しておきましょう。

参考:改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル|国土交通省

 

マンションの大規模修繕費用が払えないときの7つの対処法

ここでは「大規模修繕の費用が払えない」という状況に直面した場合の対処法を7つ紹介します。

 

  1. 優先順位の高い箇所に工事を限定する
  2. 補助金・助成金制度を活用する
  3. 管理会社に任せずオーナー自ら業者選びを行う
  4. 複数の業者に見積もりを依頼する
  5. 住人から修繕一時金を徴収する
  6. 大規模修繕の実施を延期する
  7. 不足分は借入を検討する

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.優先順位の高い箇所に工事を限定する

大規模修繕は一度にすべてやらないといけないわけではありません。まずは、工事の優先順位を整理して、工事内容を見直すことから始めましょう。

 

マンションの劣化状況に応じて「今回は外壁塗装のみにする」「屋上防水や共用廊下など足場が不要な工事は別のタイミングにする」など、必要箇所に絞ることで費用を削減できます。住人のなかに、知識のある管理組合員がいれば専門委員になってもらうとよいでしょう。

 

2.補助金・助成金制度を活用する

公的な補助金や助成金制度を活用すれば、大規模修繕の費用を抑えられます。具体的に、さいたま市で使える助成金制度は以下の通りです。

 

 

アスベストに関する補助金は、川越市や熊谷市、狭山市、上尾市にも設けられています。それぞれの補助金や助成金制度には申請条件や締切日があるため、事前に詳細を確認しておきましょう。

参考:地方公共団体の支援制度|公益財団法人マンション管理センター

3.管理会社に任せずオーナー自ら業者選びを行う

大規模修繕の費用を抑えるために、管理組合やオーナー自身が業者選びに参加しましょう。すべてを管理会社任せにすると、仲介手数料などが発生し、修繕費用が高額になる可能性があります。

 

具体的な工事内容や修繕予定の範囲などを明確に説明し、予算内で工事を行えるよう一緒に考える姿勢が大切です。

 

4.複数の業者に見積もりを依頼する

3~4社ほどを目安に、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。なかには相場よりも高額な見積もりを提示する業者も存在するため、比較して相場を把握する必要があります。

 

ただし、安易に安い見積もりに飛びつくのではなく、その見積もりが適切な工事内容を含んでいるかを見極める目も必要です。

 

5.住人から修繕一時金を徴収する

予定している修繕工事まで時間的な余裕がなければ、住人から修繕一時金を徴収するのも選択肢のひとつです。

 

ただし、住人の間に不満が生じる可能性が高く、理解を得るのは簡単ではありません。また合意に至ったとしても、全住民から集金しきれない可能性が高く、実現するにはかなりハードルが高いといえます。

 

6.大規模修繕の実施を延期する

大規模修繕の実施を延期することも検討してみましょう。たとえば、12年に1回の予定から15年に1回に見直すことで、トータルコストの大幅な削減につながります。

 

マンションの修繕は、一定の周期がきたら修繕する「定周期保全」の考え方が基本です。建物の保全としては理想的ですが、修繕が過剰になるケースも珍しくありません。その前提を踏まえて、工事の周期も適切に判断する必要があります。

 

7.不足分は借入を検討する

大規模修繕の費用が足りないときにの対処法として、最後に提案したいのが借入です。

たとえば、住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」では、担保なし・全期間固定金利での借入が可能です。また、提示された条件にあてはまれば金利の引き下げなども受けられます。

 

借入を行う際は、将来的に必要な修繕積立金のことも考慮に入れたうえで、返済計画をきちんと立てる必要があります。

 

大規模修繕の費用を抑えたい!業者選びのポイント

大規模修繕の費用を抑えられるかどうかは、業者選びにかかっているといっても過言ではありません。ここでは、業者選びを成功させるための3つのポイントをお伝えします。

 

自社施工が可能か

大規模修繕の費用を抑えるためには、自社施工が可能な業者の選択が有効です。自社施工が可能な業者は外部に業務を委託する必要がないため、中間マージンの費用を削減できます。

 

また、工事の進行管理や品質管理も1社に集約できるため、品質の高い工事を期待できるでしょう。

 

施工実績が豊富か

次に考慮すべきは、業者の施工実績です。施工実績が豊富な業者ほど、蓄積したノウハウから必要な工事を見極められるため、コスト削減につながります。

 

同規模マンションでの施工実績や、自身の住むマンションの周辺地域での施工実績があるかを確認してみてください。

 

保証やアフターフォローが充実しているか

保証やアフターフォローの充実度も確認しておきたいポイントです。保証がしっかりしていれば、万が一何か不備が起こったときも費用負担が少なく済みます。

 

大規模修繕は、マンションの価値を維持するうえで欠かせないメンテナンスです。工事後も安心して過ごせるよう、きちんとした保証が提供されている業者を選ぶべきといえるでしょう。

 

さいたま大規模修繕専科による施工実績【埼玉県ふじみ野市】

ここでは、さいたま(埼玉)大規模修繕専科が過去に行ったマンションの施工事例を紹介します。実際にかかった費用も掲載しているのでぜひ参考にしてください。

 

【マンションの大規模修繕事例】

さいたま大規模修繕専科による施工実績【埼玉県ふじみ野市】

施工内容:外壁コーキング補修

施工金額:約1,500,000円

 

こちらのマンションで現地調査を行ったところ、窓回りのコーキングに痩せやひび割れの症状が複数していました。コーキングの劣化をそのままにしておくと、建物内に雨水や湿気が浸入しやすくなり雨漏りの原因にもなるため、定期的に打ち替える必要があります。

こちらのマンションでは、コーキングをすべて新しく打ち替えました。施工の様子は下記にて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。

ふじみ野市にてマンションのコーキング打ち替え工事を行いました

さいたま(埼玉)大規模修繕専科では、コーキングの打ち替えなど部分的な修繕工事も承っております。マンションの修繕に関するご相談なら、何でもお気軽にお問い合わせください。

 

マンションの大規模修繕ならさいたま大規模修繕専科にお任せ

大規模修繕の費用を抑えるためには、オーナー自身が業者選定を行い、複数の業者に見積もりをとることが大切です。また、工事内容の見直しや助成金の利用も忘れずに。そのほか、住人からの修繕一時金徴収や工事の延期、借入なども視野に入れつつ、適切な対策を行いましょう。

また業者選びも重要です。自社施工が可能で、施工実績が豊富であること、さらには保証やアフターフォローの充実度も注目すべきポイントです。優良業者を見極めて、大規模修繕をうまく進めていきましょう。

 

さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。3,000件以上の修繕実績で得た知見から、最適な修繕方法を提案させていただきます。

  • 大規模修繕の費用が足りなくて困っている
  • 自社施工が可能な業者を探している
  • 保証がしっかりしている業者を選びたい

 

このようにお考えの方は、さいたま(埼玉)大規模修繕専科までお気軽にお問い合わせください。