さいたま市岩槻区にてアパート物件の屋根カバー工事と外壁塗装工事他修繕工事なども行いました
さいたま市岩槻区にてアパート物件の屋根カバー工事と外壁塗装工事他修繕工事なども行いました 施工データ
施工内容 | 外壁塗装補修工事その他工事 |
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施工内容詳細 | 屋根カバー工事・外壁塗装工事・外壁補修他内装など |
価格 | ¥5,000,000- |
外壁使用塗料 | シリコンREVO1000 |
屋根材 | ヒランビー |
工事日数 | 約1か月半 |
皆様こんにちは。
埼玉県のアパートやマンションの外壁塗装・防水工事などを手掛けるさいたま大規模修繕専科です。
さいたま市岩槻区にて屋根カバー工事・外壁塗装工事他修繕工事などを行いましたのでご紹介します。
さいたま市岩槻区にて行った現地調査の結果
お問合せをいただき、さっそく現地調査にお伺いしました。
現地調査では実際の建物の状態をプロの目線で隅々まで確認させていただき、建物それぞれに必要な施工をご提案させていただいております。
現地調査・お見積り・相談の費用は無料となっておりますのでお気軽にお問合せください。
屋根
屋根材は全体的に傷んでいる状態でした。
屋根材に元々加工されていたであろう塗膜は保護機能がなくなり、カビや苔、汚れなどが表面に発生していました。
こちらの物件のような薄く平たいスレート系屋根材と呼ばれる素材は、ひび割れや汚れの付着などの劣化が起こりやすいため本来は10年程度を目安に塗装によるメンテナンスが欠かせません。
他の場所では一部腐食して剥がれが起きている場所もありました。
一部だけ浮き上がっている場所もあります。
板金の部分的な剥がれも確認されました。
棟板金には錆の発生と板金が歪んで浮き上がってしまっている場所もありました。
板金部の歪みは板金の滑落の危険性などもあります。
屋根全体を調査した結果、塗装だけでは改善が不可能な状態になっていましたので、今回は元々の屋根材の上から新しい屋根材を乗せる重ね葺き工法(カバー工法)などと呼ばれる工事をご提案させていただき、お客様との相談を重ねた結果今回は屋根カバー工事を行うこととなりました。
外壁
外壁では吸水検査を行い、水弾きを調査しました。
塗膜が新しい状態では水弾きが良く汚れも弾く効果がありますが、塗膜が劣化していると水をはじくことが出来ずに水分を吸い込んでしまいます。
若干の水弾きの低下が確認されましたので、塗膜劣化の初期段階であることを確認しました。
他にもチョーキング現象が起きている場所もありました。
チョーキング現象とは、塗料に含まれる樹脂と顔料が紫外線の影響で分離してしまうことを言います。
劣化した塗膜表面には顔料が浮き上がっているため、写真のように軽く撫でると指に顔料が付着します。
こちらも塗膜劣化の初期症状の一つです。
以上のことから外壁では塗装工事をご提案させていただきました。
コーキングは、外壁材の接合部に緩衝材として設置されています。
劣化すると硬化するため建物の微細な振動や収縮に追従できなくなってしまい、ひび割れや剥がれ・穴あきなどの症状が起こります。
ここでも穴あきが確認されました。
建物全体の耐水性の低下にも繋がりますので、コーキングの打ち替え工事も同時にご提案させていただきました。
さいたま市岩槻区にて行った施工の様子
足場の設置
一番初めに行う工程が、足場の設置です。
基本的に足場建設日が着工日となり、ここから一連の工事が始まります。
部分的な小工事であっても施工面積の大きさや建物の高さによっては足場の架設が必要になる場合がありますので、事前に現地調査の担当員にご確認ください。
足場があることで広範囲の施工を安定した姿勢で行うことが出来ます。
洗浄
塗装や工事の前に洗浄をすることで、リフォームの仕上がりを高める効果が期待できます。
特に今回行う屋根のカバー工事では、既存の屋根の上にそのまま新規屋根材を乗せるため、建物内部に汚れの付着した屋根材が残されることになります。
今後は旧屋根材のお手入れをすることは事実上不可能になってしまいますので、このタイミングで綺麗に洗浄を行いました。
洗浄では水が飛散したり洗浄剤が飛び散ることが予想されます。
濡れたり汚れたくない設備が周辺にある方はお早めにお申しつけください。
出来る限り設備の養生を行い、破損することを予防することができます。
屋根カバー工事
葺き替え工事では古い屋根材を下ろすことに対し、屋根カバー工事とは既存の屋根の上に新しく屋根材を被せる工事を言います。
旧屋根材の撤去費用・工程が葺き替え工事と比較するとほとんどかからないため、工期が短く処分費用の節約になるため人気の工法です。
屋根カバー工事を行うためには、もともとの屋根材が平たく薄いスレート屋根材である必要がありますので瓦屋根の場合は葺き替え工事をご検討ください。
棟の解体・雪止めの撤去
撤去処分がほとんどかからないと先述しましたが、屋根面をフラットにする必要があり、屋根の棟部分や雪止めなどの一部は処分します。
腐食部分の補強・野地板の設置
屋根の一部に腐食や破損している場所が確認されました。
隙間があいていると新しい屋根材を重ねることが出来ませんので、下地の補修を行います。
まずは腐食していた部分の屋根材を撤去しました。
野地板を設置し、屋根全体を均一に整えました。
下地防水紙の設置
下地の上に、防水紙(ルーフィング)を施工します。
ルーフィングとは、不織布やアスファルトなど素材は様々ですが何層にも耐水性のある素材を重ねて作った防水材です。
雨水を受け流して雨樋まで排水するために屋根材には隙間があります。
それでもすぐに雨漏りに繋がらないのは、下地として施工された防水紙の役割が大きく屋根全体の耐水性を確保しています。
屋根材「ヒランビー」の設置
今回は新規屋根材として、ひらぶきで薄くスマートな印象の屋根材「ヒランビー」を使用しました。
屋根の端部や谷と呼ばれるくぼんだ場所から設置します。
屋根材は下から上方向へ施工していきます。
雪止めなどの部材もありますので、関東など積雪が予想される地域でも施工が可能です。
下屋根と呼ばれる建物の1F部分の屋根にも同様の施工を行っています。
棟の設置
最後に棟を形成します。
棟は屋根材の頂点部を押さえて固定する役割があります。
下地の木材である貫板を設置しました。
板金を被せます。
板金同士の接合部にはコーキングで固定しました。
屋根工事完了
屋根カバー工事が完了しました。
下屋根も同様に完工しています。
コーキング打ち替え
外壁のコーキング材の打ち替えは、通常新築の戸建て住宅では10年程度で打ち替えることが望ましいとされています。
近年耐候性が高まっている塗料の品質の高さに合わせて、さいたま大規模修繕専科でも耐候性の高いサイディングとの相性の良いコーキング剤を採用しています。
まずは古いコーキングを撤去します。
建物全体だと大量のコーキングを撤去することになりました。
撤去したコーキング材はすべて処分となります。
施工する場所に養生します。
下地を整えてからコーキングを充填し、へらで押さえます。
コーキングは外壁材同士の接合部だけではなく、建物の接合部など様々な場所に施工されています。
養生テープを剥がして施工完了です。
コーキング工事が完了しました。
補修工事
建物まわりや内部の補修工事を行っています。
施工場所に合わせて、計測や備品の発注など慎重に行っています。
外壁にあった不要になった部材を取り外した後のスペースは板材を使用して補修しました。
板材をむき出しにはせず板金で覆いました。
点検を行い外壁材との隙間に一部隙間が開いている場所が確認されました。
隙間からの雨漏りを予防するために補修剤を用いて隙間を埋めました。
他にも内装の一部にコーキングを行ったりと必要な箇所の補修はすべて行っています。
外壁塗装
補修やコーキング打ち替えなどを行ってから塗装を行いました。
最後に塗装することで補修箇所を保護できるほかに、修繕した場所を目立たなくすることも可能です。
塗装の工程は下地1回・仕上げ塗装2回の計3工程に分けて行っています。
下塗り塗装
下地を塗装しました。
下地があることで仕上げ塗料の密着性が高まり、塗装の効果が高まります。
中塗り塗装
中塗り塗装では仕上げ塗料を1度塗りを行います。
今回は「シリコンREVO1000」という遮熱シリコン塗料を使用しました。
シリコンREVOは、劣化に強いシリコンが約3倍配合され、劣化要因になるラジカル制御機能があります。
汚れが付着しづらい低汚染性や防藻防カビ性・日射反射による温度上昇を軽減する効果のある遮熱性の効果が期待できる塗料です。
上塗り塗装
カラーは8091ブロークンホワイトをお選びいただきました。
少しくすんだホワイト系のカラーのため、汚れが目立ちにくく清潔感のある印象になります。
付帯部の施工
付帯部とは、屋根外壁以外の建物周辺設備を指します。
建物によって付帯設備の種類には差があり、塗装が可能か否か・部品が流通しているかどうかなど見極める必要があります。
塗装をご希望の設備がある方はお気軽に現地調査の担当員までお申しつけください。
ケレン作業
ケレンとは、へらやヤスリなどを使用して旧塗膜や錆などを手作業で削り落とす工程を言います。
地味な工程ではありますが、塗装の効果を最大限発揮するための下地となります。
雨樋交換
雨樋の部分交換を行いました。
雨樋は建物の排水設備のため、不備があると排水トラブルが起きたり周辺設備が水濡れで破損するような不具合が懸念されます。
配管のトラブルや破損は交換工事を行うことで排水機能を保つことができます。
他にも配管の劣化の状態に合わせて配管内部の洗浄なども行っております。
シャッター
シャッター部は鉄部のため先に錆止め効果のある下地を仕込んでから塗装しています。
付帯部であっても色が乗るまで丁寧に塗装を重ねています。
外階段
外階段は外観からも見える場所のため、入居者様・これから入居をご検討中の方の印象を左右します。
錆付きや塗膜の剥がれは手入れが行き届いていないような印象を受け、不安に感じる方もいると思いますので、ぜひ外装リフォームの際は玄関までのアプローチ部分もご検討ください。
清潔感のあるホワイト系のカラーでしっかりと塗装しました。
さいたま市岩槻区にてアパート物件の屋根カバー工事と外壁塗装工事他修繕工事なども行いました 担当スタッフのコメント
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
今回は既存屋根の上から新規の屋根材を乗せるカバー工法による屋根工事を行いました。
新規の屋根材を使用していますので外観の印象もかなり若返りました。
外壁や内装の一部など補修が必要な箇所も丁寧に作業しましたので、建物全体の耐久性が高まったことと思います。
さいたま大規模修繕専科ではマンションやアパートなど、管理物件の修繕や塗装などのリフォームを承っております。
建物に合った施工をご提案させていただきますので、まずは建物の無料診断をお申し込みください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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