マンション大規模修繕工事の仮設工事とは?
ブログで紹介させて頂いた大規模修繕工事の内容の中から今回、仮設工事について詳しく下記にて説明していきたいと思います。
マンション大規模修繕工事における仮設工事とは何か?
仮設工事とは、メイン工事に必要なものを、準備をするために行う工事のことです。
マンションの大規模修繕工事におけるメイン工事とは、マンションそのものの補修工事を指します。
仮設工事は大規模修繕工事を問題なく安全に行うために、足場や作業員の現場事務所、駐車場の誘導灯、資材置き場や従業員トイレなど
工事現場に準備することなどを意味します。
共通仮設工事の内容
・工事現場内の作業員トイレ |
・作業員用の工事現場事務所(プレハブの設置・電気・水道) |
・資材置き場 |
・安全対策設備(駐車場の誘導や防犯センサーの設備など) |
・工事内容を知らせる掲示板(ホワイトボードなど) |
・大規模修繕の工事期間 |
足場仮設工事と共通仮設工事
仮設工事という言葉は、足場工事のみを指す言葉として使われることが多いです。足場以外の仮設工事については、共通仮設工事と呼ばれる事があります。
足場仮設工事の工事内容は
枠組み足場の仮設またはゴンドラ足場の仮設、足場周りの安全対策があります。
マンションの大規模修繕工事で活用される、主な仮設足場を3つ紹介
①枠組み足場
最も利用が多いと言われる仮設足場です。鉄骨が枠の形になっているため強度があり、組み立てる工数もあまりかかりません。
ただ、コストが高く、4トントラックで部材を運んで仮置きしなければならないため、広い敷地が必要となります。
②単管足場
鋼管に金具をかみ合わせ、ボトルで絞めて組み立てる仮設足場です。狭い場所で組み立てることができます。
ただ、組み立てに比較的時間がかかるので、他の仮設足場に比べると安全面にやや不安があるといったデメリットがあります。
③ヒゲ足場(クサビ緊結式足場)
踏み板の先端に凹凸のクサビの金具が付いており、組み立てたパイプに引っ掛けて固定するタイプの足場です。
さまざまなサイズの支柱や直線型の部材を組み合わせることができるために組み立ての自由度が高く、複雑な形をしたマンションでの作業に向いてます。コンパクトな2トントラックで部材を運ぶことができるため、狭い敷地での作業に向いてます。
組み立てや解体が簡単で、費用が比較的に安く抑えられます。ただし、ハンマーで叩いて組み立てるために騒音がでてしまうという難点があります。
当店では足場仮設工事を行った案件を紹介しています。ぜひ、参照してみてください。
足場を仮設して防護ネットを設置するの内部の状態がわかりにくくなるため、被害に遭うことを予防するために
防犯カメラ付きの足場を仮設しました。