現場ブログマンション・アパート外壁塗装・防水工事に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします!

大規模修繕とは

大規模修繕の豆知識 2023.02.10 (Fri) 更新

大規模修繕とは

大規模修繕とは、どれだけ頑丈に造られていても雨風や日射の影響を受け少しずつ劣化が進みます。経年劣化が避けられないマンションを定期的に修繕をすることで、建物の安全と景観、資産価値を維持することが必要であります。

分譲マンションでは、建物や設備の老朽化による劣化や重大な不具合の発生を防ぐために、管理組合が主体となり、長期修繕計画にもとづいた計画修繕を行います。計画修繕は管理組合が集めた修繕積立金を充当して行われ、中でも足場を掛けて行う大掛かりな工事内容が大規模、工事費が高額、工期が長期間にわたるものを大規模修繕と呼びます。

おおむね10~15年おきに行うのが一般的です。

大規模修繕工事の工事個所は主に以下に挙げるものになります。

おもな修繕・補修内容
・壁のひび割れ補修・外壁の再塗装・屋上の防水補修・共用廊下・階段
・エントランス等のクリーニングおよび補修・エレベーターの改装や交換
・給水管工事・排水管工事・鉄部塗装工事・共有内部の補修工事

また、高齢化対応として各部のバリアフリー工事なども検討項目となります。

施にあたっては、管理組合主導で修繕委員会を設立し、長期修繕計画に基づいて進めていくことになります。実施するタイミングによって修繕箇所は異なります。

適切なタイミングで適切な修繕工事をするためにも、大規模修繕工事は本来目的や内容をきちんと把握しておくことがとても重要になります。

 

修繕と改修の違いとは

大規模修繕工事では、修繕に加えて改修を同時に行うことがあります。修繕と改修とは、何がどう違うのでしょうか?

修繕とは

修繕とは、経年や外的要因によって劣化、不具合が発生した建物、建物の一部、設備、部材などに対して修理や取り替えなどの処置を行い、問題部分の性能や機能を支障なく利用できる状態にまで回復させることを言います。回復の度合いは建物の建設当初の水準にまで戻すことが目標となります。

改修とは

マンションに求められる性能・機能は、住まい方の変化や設備機器の進歩等により年々高まっており、近ごろの新築マンションの性能や居住性は著しく向上しています。高経年マンションでは性能・有う全機能面での陳腐化が進行し、資産価値が低下することにもなりかねません。高経年マンションの質及び価値を長持ちさせていく為には、現在の居住水準・生活水準に見合うよう、マンションの性能をグレードアップし、住みよいマンションにしていく事が重要になります。一般的には、性能・機能をグレードアップさせる工事の事を改良といい、修繕や改良により建物全体の性能を改善する工事の事を改修といいます。

 

ここで当店が過去に行ったベランダの通気緩衝工法によるウレタン防水工事施工実績を紹介

施工の手順や様子は下記にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

さいたま市岩槻区にてパワーボード(ALC)の外壁塗装とベランダの通気緩衝工法によるウレタン防水工事を行いました