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さいたま大規模修繕専科の現場ブログ 記事一覧

マンションの寿命は何年?寿命を決める要素や長持ちさせるポイントを説明

コンクリート造のマンションの場合、きちんとメンテナンスが行われていれば、120年以上もつとされています。しかし「実際に何年まで住めるのか?」「寿命が来て住めなくなったらどうなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。   本記事では、マンションの寿命について下記を中心に解説しています。   マンションの寿命は? マンションの寿命を決める3つの要素 マンションの寿命がきたらどうなる?   マンションを長持ちさせるポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてください。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。マンションの大規模修繕に関するご相談は何でもお気軽にお問い合わせください。 マンションの寿命は? マンションの寿命を理解するために、まずは「法定耐用年数」「平均寿命」「延命寿命」の違いを理解しておきましょう。   法定耐用年数 法定耐用年数とは、税法上定められた減価償却の耐用年数を指します。償却資産の評価に用いるものであり、建物の物理的な寿命を示すものではありません。法定耐用年数が過ぎる=税法上、建物の価値がゼロになることを意味します。   住宅の法定耐用年数は、鉄骨鉄筋コンクリート造が47年、木造で22年です。   平均寿命 国土交通省が発表した資料によると、鉄骨鉄筋コンクリート造の住宅の平均寿命は68年とされています。これは、固定資産台帳の滅失データをもとに2011年に行われた調査結果です。   1981年に耐震基準が見直され、現在は「新耐震基準」のマンションが増えているため、今後はより平均寿命が延びることが予想されます。 参考:期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について|国土交通省   延命寿命 国土交通省がまとめた「RC造(コンクリート)の寿命に係る既往の研究例」によると、鉄筋コンクリート造のマンションは120年、外装仕上げによっては最長で150年まで住み続けられるとされています。   マンションの寿命は、メンテナンス次第で大きく変わってくるのです。 参考:期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について|国土交通省   マンションの寿命を決める3つの要素 マンションの寿命を決める要素は、主に3つあります。   コンクリートの質 躯体に使われているコンクリートは、マンションの寿命に大きくかかわってきます。1970年代やそれ以前に建てられたマンションには質の低いコンクリートが使われていることもあり、これが原因で雨漏りが発生したケースも報告されています。   質の低いコンクリートで建築されたマンションは劣化も早く、寿命が平均より短くなってしまうでしょう。   建物の構造(耐震基準) 建物の構造、とくに耐震性は、マンションの寿命にかかわる重要な要素です。耐震性に優れているマンションは寿命も長くなる傾向にあります。建築基準法では、1981年に以下のように耐震基準が変更されました。   旧耐震基準:震度5強程度の揺れでも建物がほとんど損傷しない 新耐震基準:震度6強~7程度の揺れでも倒壊しない   1981年以前に建てられたマンションの場合、耐震性が不十分な可能性があるため、大規模な地震が起こった場合には倒壊するリスクがあります。   大規模修繕の有無 大規模修繕の有無も、マンションの寿命に大きく影響します。長期間メンテナンスが行われていなければ劣化のスピードが早くなるため、その分寿命も短くなります。   とくに外壁塗装や屋上防水、配管のメンテナンスなどは、躯体であるコンクリートの劣化に影響するため、非常に重要です。   マンションの寿命がきたらどうなる? マンションの寿命がくると具体的にどのようなことが起こるのでしょうか。想定される4つのパターンを紹介します。   住居者負担で建て替える 住居者負担ゼロで建て替える 敷地をデベロッパーに売却する 修繕しながら住み続ける   それぞれ詳しくみていきましょう。   住居者負担で建て替える ひとつ目の選択肢は、住居者負担での建て替えです。規模やグレードにもよりますが、1戸あたり1,000~2,000万円ほどの費用がかかるため、容易ではありません。   所有者の4/5以上の賛成が必要であることや、建て替え中の仮住まい費用などの問題もあることから、建て替えを選択するのはハードルが高いといえるでしょう。   住居者負担ゼロで建て替える 以前のマンションよりも大きなマンションに建て替えることで、住居者の負担をゼロにできる場合もあります。   人気のエリアであれば、新たにできた部屋の売却益によって、建て替え費用だけでなく、引っ越しや仮住まいの費用までまかなえるかもしれません。   敷地をデベロッパーに売却する 建て替えが困難な場合は「マンション敷地売却制度」を活用して、敷地をデベロッパーに売却する選択肢も検討してみましょう。   制度の対象となるのは、耐震性不足の認定を受けたマンションに限られるものの、住人は売却益による分配金を元手に新たな住居を購入できます。また、デベロッパーが再建したマンションに入居する選択も可能です。   敷地の売却を行うには、所有者の4/5以上の賛成が必要になりますが、建て替えと違って所有者の費用負担がないため、合意形成がとりやすい特徴があります。   修繕しながら住み続ける 現実的な選択肢としてあげられるのが「修繕しながら住み続ける」という選択肢です。   国土交通省のデータによると、築50年以上のマンションは2021年末時点で20万戸以上存在しているものの、2004~2023年までの間にマンションの建て替えが実施されたのは、累計でわずか282件(約2万3千戸)のみです。実際には多くのマンションが、そのまま住み続ける選択をしているのです。 参考:マンションを取り巻く現状について|国土交通省、マンション建替え等の実施状況|国土交通省   マンションを長持ちさせるポイント マンションの寿命を長持ちさせるためには、定期的な点検と適切な修繕が欠かせません。具体的には、12~15年に1回の大規模修繕が推奨されています。   定期的にメンテナンスを行うことで、快適な住環境を保ちつつ、マンションの寿命を延ばすことができます。外壁塗装や屋上防水、配管のメンテナンスなど、躯体の劣化に直接影響する工事は、マンションの寿命に大きくかかわってくるため、とくに重要です。マンションの劣化状況に応じて、適切な修繕を心がけましょう。   さいたま大規模修繕専科による施工実績を紹介【埼玉県加須市】 ここでは、さいたま(埼玉)大規模修繕専科が過去に行ったアパートの施工事例を紹介します。実際にかかった費用も掲載しているのでぜひ参考にしてください。   【マンションの大規模修繕事例】 施工内容:屋根外壁塗装 施工金額:2,750,000円   現地調査を行ったところ、外壁の色褪せや浮き、コーキングのひび割れなどの劣化症状が発生していました。   こちらの物件ではタイル調のデザインを活かし、クリア塗装による施工を行っております。施工の様子は下記にて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。 加須市にてアパート外壁のクリア塗装と付帯部の塗装を行いました   マンションの大規模修繕ならさいたま大規模修繕専科にお任せ マンションの寿命がきたときの選択肢には、建て替えや敷地の売却などがありますが、実際には費用の負担や合意形成が難しく、修繕しながら住み続けるケースが大半です。   マンションの寿命は、建物の構造や建材の質だけでなく、大規模修繕の有無によって大きく変わります。12~15年に1回を目安に大規模修繕を実施して、適切なメンテナンスを行えば、マンションの寿命を伸ばすことが可能です。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。3,000件以上の施工実績から得たノウハウから、最適な修繕方法を提案させていただきます。 マンションの大規模修繕を検討している 必要なメンテナンスについてアドバイスをもらいたい 実績の豊富な専門業者を探している   このようにお考えの方は、さいたま(埼玉)大規模修繕専科までお気軽にお問い合わせください。 2023年10月26日 更新
大規模修繕の豆知識

マンションの大規模修繕費用が払えないときの対処法|業者選びのポイントも

マンションの維持管理に欠かせない大規模修繕。しかし、資材や人件費の高騰や修繕積立金の滞納者の増加などにより、資金不足の事態に陥っているマンションも少なくありません。   本記事では、マンションの大規模修繕費用が払えないときの7つの対処法について解説します。大規模修繕費用を抑えるための業者選びのポイントも紹介しているので、資金不足でお悩みの方はぜひ参考にしてください。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。大規模修繕の費用に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。 マンションの大規模修繕周期 マンションの大規模修繕の周期は、国土交通省の「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」によると12~15年に1回が目安とされています。   これはマンションの各設備や共有部の構造体が経年劣化し、劣化の進行度合によっては居住環境や住民の安全を脅かす可能性があるためです。ただし、修繕のタイミングは建物や設備の状態次第で変わるため、早めの点検や対策が大切です。   建物の劣化は時間とともに進むため、回を重ねるごとに費用がかかる点にも留意しておきましょう。 参考:改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル|国土交通省   マンションの大規模修繕費用が払えないときの7つの対処法 ここでは「大規模修繕の費用が払えない」という状況に直面した場合の対処法を7つ紹介します。   優先順位の高い箇所に工事を限定する 補助金・助成金制度を活用する 管理会社に任せずオーナー自ら業者選びを行う 複数の業者に見積もりを依頼する 住人から修繕一時金を徴収する 大規模修繕の実施を延期する 不足分は借入を検討する   それぞれ詳しくみていきましょう。   1.優先順位の高い箇所に工事を限定する 大規模修繕は一度にすべてやらないといけないわけではありません。まずは、工事の優先順位を整理して、工事内容を見直すことから始めましょう。   マンションの劣化状況に応じて「今回は外壁塗装のみにする」「屋上防水や共用廊下など足場が不要な工事は別のタイミングにする」など、必要箇所に絞ることで費用を削減できます。住人のなかに、知識のある管理組合員がいれば専門委員になってもらうとよいでしょう。   2.補助金・助成金制度を活用する 公的な補助金や助成金制度を活用すれば、大規模修繕の費用を抑えられます。具体的に、さいたま市で使える助成金制度は以下の通りです。   民間建築物吹付けアスベスト除去等事業補助金:吹付けアスベストなどの分析調査や除去工事等を行う場合の補助 スマートホーム推進・創って減らす機器設置補助金:高遮熱塗装等の省エネ対策を実施するために要する費用を補助 さいたま市分譲マンションアドバイザー派遣制度:マンション管理士の資格を持つアドバイザーを市内分譲マンションへ派遣   アスベストに関する補助金は、川越市や熊谷市、狭山市、上尾市にも設けられています。それぞれの補助金や助成金制度には申請条件や締切日があるため、事前に詳細を確認しておきましょう。 参考:地方公共団体の支援制度|公益財団法人マンション管理センター 3.管理会社に任せずオーナー自ら業者選びを行う 大規模修繕の費用を抑えるために、管理組合やオーナー自身が業者選びに参加しましょう。すべてを管理会社任せにすると、仲介手数料などが発生し、修繕費用が高額になる可能性があります。   具体的な工事内容や修繕予定の範囲などを明確に説明し、予算内で工事を行えるよう一緒に考える姿勢が大切です。   4.複数の業者に見積もりを依頼する 3~4社ほどを目安に、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。なかには相場よりも高額な見積もりを提示する業者も存在するため、比較して相場を把握する必要があります。   ただし、安易に安い見積もりに飛びつくのではなく、その見積もりが適切な工事内容を含んでいるかを見極める目も必要です。   5.住人から修繕一時金を徴収する 予定している修繕工事まで時間的な余裕がなければ、住人から修繕一時金を徴収するのも選択肢のひとつです。   ただし、住人の間に不満が生じる可能性が高く、理解を得るのは簡単ではありません。また合意に至ったとしても、全住民から集金しきれない可能性が高く、実現するにはかなりハードルが高いといえます。   6.大規模修繕の実施を延期する 大規模修繕の実施を延期することも検討してみましょう。たとえば、12年に1回の予定から15年に1回に見直すことで、トータルコストの大幅な削減につながります。   マンションの修繕は、一定の周期がきたら修繕する「定周期保全」の考え方が基本です。建物の保全としては理想的ですが、修繕が過剰になるケースも珍しくありません。その前提を踏まえて、工事の周期も適切に判断する必要があります。   7.不足分は借入を検討する 大規模修繕の費用が足りないときにの対処法として、最後に提案したいのが借入です。 たとえば、住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」では、担保なし・全期間固定金利での借入が可能です。また、提示された条件にあてはまれば金利の引き下げなども受けられます。   借入を行う際は、将来的に必要な修繕積立金のことも考慮に入れたうえで、返済計画をきちんと立てる必要があります。   大規模修繕の費用を抑えたい!業者選びのポイント 大規模修繕の費用を抑えられるかどうかは、業者選びにかかっているといっても過言ではありません。ここでは、業者選びを成功させるための3つのポイントをお伝えします。   自社施工が可能か 大規模修繕の費用を抑えるためには、自社施工が可能な業者の選択が有効です。自社施工が可能な業者は外部に業務を委託する必要がないため、中間マージンの費用を削減できます。   また、工事の進行管理や品質管理も1社に集約できるため、品質の高い工事を期待できるでしょう。   施工実績が豊富か 次に考慮すべきは、業者の施工実績です。施工実績が豊富な業者ほど、蓄積したノウハウから必要な工事を見極められるため、コスト削減につながります。   同規模マンションでの施工実績や、自身の住むマンションの周辺地域での施工実績があるかを確認してみてください。   保証やアフターフォローが充実しているか 保証やアフターフォローの充実度も確認しておきたいポイントです。保証がしっかりしていれば、万が一何か不備が起こったときも費用負担が少なく済みます。   大規模修繕は、マンションの価値を維持するうえで欠かせないメンテナンスです。工事後も安心して過ごせるよう、きちんとした保証が提供されている業者を選ぶべきといえるでしょう。   さいたま大規模修繕専科による施工実績【埼玉県ふじみ野市】 ここでは、さいたま(埼玉)大規模修繕専科が過去に行ったマンションの施工事例を紹介します。実際にかかった費用も掲載しているのでぜひ参考にしてください。   【マンションの大規模修繕事例】 施工内容:外壁コーキング補修 施工金額:約1,500,000円   こちらのマンションで現地調査を行ったところ、窓回りのコーキングに痩せやひび割れの症状が複数していました。コーキングの劣化をそのままにしておくと、建物内に雨水や湿気が浸入しやすくなり雨漏りの原因にもなるため、定期的に打ち替える必要があります。 こちらのマンションでは、コーキングをすべて新しく打ち替えました。施工の様子は下記にて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。 ふじみ野市にてマンションのコーキング打ち替え工事を行いました さいたま(埼玉)大規模修繕専科では、コーキングの打ち替えなど部分的な修繕工事も承っております。マンションの修繕に関するご相談なら、何でもお気軽にお問い合わせください。   マンションの大規模修繕ならさいたま大規模修繕専科にお任せ 大規模修繕の費用を抑えるためには、オーナー自身が業者選定を行い、複数の業者に見積もりをとることが大切です。また、工事内容の見直しや助成金の利用も忘れずに。そのほか、住人からの修繕一時金徴収や工事の延期、借入なども視野に入れつつ、適切な対策を行いましょう。 また業者選びも重要です。自社施工が可能で、施工実績が豊富であること、さらには保証やアフターフォローの充実度も注目すべきポイントです。優良業者を見極めて、大規模修繕をうまく進めていきましょう。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。3,000件以上の修繕実績で得た知見から、最適な修繕方法を提案させていただきます。 大規模修繕の費用が足りなくて困っている 自社施工が可能な業者を探している 保証がしっかりしている業者を選びたい   このようにお考えの方は、さいたま(埼玉)大規模修繕専科までお気軽にお問い合わせください。 2023年10月26日 更新
業者選びのポイント大規模修繕の豆知識

マンションの大規模修繕コンサルタントとは?役割やメリット・デメリットを解説

マンションの大規模修繕は、建物の寿命を延ばし、快適な住まいを保つために欠かせないメンテナンスです。専門的な知識が必要なため、工事まで一貫してサポートしてくれるコンサルタントに依頼を検討している方も多いでしょう。   本記事では、マンションの大規模修繕コンサルタントの役割や費用相場、利用するメリット・デメリットを詳しく解説します。コンサルタントに依頼するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。マンションの大規模修繕に関するご相談は何でもお気軽にお問い合わせください。   マンションの大規模修繕コンサルタントとは? 大規模修繕コンサルタントは、マンションの劣化診断から改修設計、工事監理まで一括してサポートしてくれる専門家です。依頼先は、専門のコンサルタント会社のほか、マンションの管理会社や一級建築士事務所などがあります。 まずは、大規模修繕コンサルタントの役割や費用相場をおさえておきましょう。   主な役割 大規模修繕コンサルタントの役割は、大きく分けると以下の4つです。   劣化診断 改修設計 施工業者選定のサポート 工事監理   マンションの劣化状況を診断し、それに基づいてスケジュールの作成や改修設計を行います。また、工事の規模や内容、予算に合わせて施工業者の選定をサポートしてくれるほか、工事が設計通りに行われているかをチェックする役割もあります。   コンサルティングの費用相場 大規模修繕コンサルタントの費用は、一般的に修繕工事費用の5~10%程度とされています。たとえば工事費用が総額1,000万円なら、50~100万円ほどをみておきましょう。   ただし、これはあくまで目安であり、マンションの規模や年数、修繕箇所の多さなどにより費用は変わります。また、会社によって提供するサービスや得意とする部分が異なるため、それらによっても費用は変動します。   マンションの大規模修繕にコンサルタントを入れるメリット 大規模修繕コンサルタントに依頼するメリットは、以下の3つです。   工事までスムーズに進み管理組合の負担が減る 客観的なアドバイスがもらえる 施工不良のリスクを抑えられる   それぞれ詳しく解説します。 工事までスムーズに進み管理組合の負担が減る マンションの大規模修繕は、修繕箇所の把握や施工業者の選定、工事の進行・管理など、大変な手間と労力がかかる仕事です。   しかし、専門のコンサルタントに依頼すれば、工事までの流れをすべてサポートしてくれるため、管理組合やオーナーの負担を大きく減らせます。   客観的なアドバイスがもらえる 専門のコンサルタントを介在させることで、第三者の立場から客観的なアドバイスが得られる点もメリットといえます。   管理組合やオーナー自身が直接業者選びをすると、自分たちの知識や経験だけに頼ることになり偏った選択をしてしまいかねません。管理会社や施工業者と癒着のないコンサルタントに依頼すれば、より公正な大規模修繕工事が実現できるでしょう。   施工不良のリスクを抑えられる 大規模修繕コンサルタントは、設計通りに工事が進んでいるかの確認も行います。専門的な視点で工事をチェックできるコンサルタントがいれば、施工中の不具合を早期に発見でき、修正も可能です。   工程数のごまかしや材料のすり替えといった手抜き工事の防止にもつながり、施工不良のリスクやトラブルを最小限に抑えられます。   マンションの大規模修繕にコンサルタントを入れるデメリット 大規模修繕コンサルタントに依頼する前に、デメリットやリスクも理解しておかなければなりません。ここでは、デメリットを3つ紹介します。   コンサルタントを選ぶ手間がかかる コンサルティング費用がかかる 悪徳コンサルに引っかかるリスクがある   コンサルタントを選ぶ手間がかかる 大規模修繕コンサルタントと一口にいっても、それぞれ得意分野や提供するサービスが異なるため、自分たちのマンションに最適なコンサルタントを選ぶには時間と労力がかかります。   各社の信頼性や評判、サービス内容を確認し、複数の業者から見積もりをとるといった工程が必要です。   コンサルティング費用がかかる 先述の通り、大規模修繕コンサルティングには工事総額の5~10%程度の費用が発生します。   コンサルティング費用は、労力やリスク軽減のための必要経費と捉えられますが、修繕工事費用に上乗せされることになるため、住人内での合意形成がうまくいかないケースも珍しくありません。   悪徳コンサルに引っかかるリスクがある 業者選びにおいては、悪徳コンサルに引っかかるリスクもあります。なかには、コンサルタント会社と施工業者の間に癒着があり、特定の業者が選ばれるよう不正を行う悪徳コンサルも存在します。   信用できる業者を選ぶためには、施工実績や口コミ、評判をよく確認することが大切です。国土交通省ネガティブ情報等検索システムで、行政処分の履歴がないかチェックしてみるのもおすすめです。   コンサルタントに依頼しなくても大規模修繕は可能 コンサルタントに依頼したいけれど、費用が捻出できないケースや住人内の合意形成が難しいケースもあるでしょう。   そんなときには、オーナーや管理組合が施工業者を選定するという方法も検討してみてください。自社施工が可能な施工業者に直接依頼すれば、中間マージンが発生しないため、その分の費用を抑えられます。また、施工業者と直接やり取りをすることで、大規模修繕に関する知識が身につくため、悪徳業者にだまされるリスクも低減できます。   業者選びのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもよければ参考にしてください。 関連記事:マンション修繕工事の業者選びのポイント   さいたま大規模修繕専科による施工実績を紹介【埼玉県児玉郡美里町】 ここでは、さいたま(埼玉)大規模修繕専科が過去に行ったマンションの施工事例を紹介します。実際にかかった費用も掲載しているのでぜひ参考にしてください。   【マンションの大規模修繕事例】   施工内容:屋根外壁塗装、雨樋交換工事 施工金額:2,850,000円   現地調査を行ったところ、屋根・外壁の色褪せのほか、コーキングのひび割れや雨樋の破損などの劣化症状が確認できました。   外壁は元のデザインを活かして2色の塗り分け塗装を行い、雨樋の交換も実施しております。施工の様子は下記にて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。 ひび割れの起きていた屋根の補修と塗装、外壁の2色塗り分け塗装と雨樋交換工事を行いました   マンションの大規模修繕ならさいたま大規模修繕専科にお任せ 大規模修繕コンサルタントにはさまざまなメリットがありますが、一方でコンサルタントを選ぶ手間やコスト、悪徳業者に引っかかるリスクなどデメリットも存在します。   メリット・デメリットを総合的に考慮し、本当にコンサルタントが必要なのか検討してみましょう。大規模修繕の費用を抑えたい場合は、自ら施工業者を探すことも視野に入れてみてください。   さいたま(埼玉)大規模修繕専科は、埼玉県全域及びさいたま市を中心としたアパートマンション大規模修繕・防水工事専門店です。3,000件以上の施工実績から得たノウハウから、最適な修繕方法を提案させていただきます。 大規模修繕コンサルタントを入れるか迷っている できるだけ修繕にかかる費用を抑えたい 実績の豊富な専門業者を探している   このようにお考えの方は、さいたま(埼玉)大規模修繕専科までお気軽にお問い合わせください。   2023年10月26日 更新
大規模修繕の豆知識

現場調査って何をするの? 無料見積って本当に無料なの? 埼玉(さいたま)の大規模修繕・防水工事専門店 

埼玉(さいたま)のアパートマンションをお持ちのオーナー様、管理組合の皆様へ こんにちは。 アパートマンション大規模修繕・防水工事専門店の埼玉(さいたま)大規模修繕専科です。   『そろそろ修繕を考えた方がいいかなあ?』 『実際費用はどのくらいかかるのかな?いつまでにやれば大丈夫なんだろう?』 と考え始めたオーナー様、管理組合の皆様へ実際の流れを簡単にご説明させて頂きます。   1. 見積・調査依頼  まずは見積・調査依頼でご連絡下さい。ご連絡方法はTELか問合せフォームにご入力頂きメールでのご送信となります。メールでご送信頂いた場合はこちらから担当営業が折り返しTELにてご連絡する流れになります。 そろそろ時期的に考えている・こんなところが気になる等のお話をお聞かせ頂き現地調査をさせて頂きます。その際はオーナー様、管理組合の皆様のお立合いの元で行うのが望ましいです。仕事の都合等でどうしても日程の都合がつかない場合はご許可頂いて単独で確認させて頂きますが、気になる部位の確認や現地状況の確認をその場で確認しあえますので立合いが理想です。 その際は、意匠図(立面図や屋上平面図)等がありますとよりその後の流れがよりスムーズになります。 調査事項は大きく分けると下記のようになります。 外壁 ・外壁塗装の劣化(チョーキング)等は出ているか?の確認(触診) ・クラック(ひび割れ)等の現象は起きているか?(目視) ・シーリング等の劣化具合(目視) ・付帯物金属部位の錆等 屋上・屋根  陸屋根で直接確認出来る場合は直接確認し、無理であればドローン撮影での確認になります。 陸屋根の場合は防水の種類にもよりますが、クラック・シート防水であれば擦傷、ドレイン回り等が確認ポイントになります。 屋根の場合はドローン撮影になるケースが多いですが、瓦や棟板金の飛散の有無、劣化状況等を目視で行います。 その他  漏水箇所がある場合は、その周辺を重点的にチェックし赤外線カメラ等を使用し、目視も含めて漏水原因を絞り込みます。   2. 調査報告書・見積書のご提出  上記の確認事項を元に調査報告書を作成します。修繕の必要・不必要の確認をしてこの部位はまだ修繕の必要はない、修繕の必要はないが数年後にこの部位だけを修繕するとトータルコストとして悪いので今回一緒に修繕した方が良い等のアドバイスをさせて頂きます。報告書のみのご提出は勿論可能ですが、この時に簡単なご説明と補足もさせて頂きたいと考えていますので、お話が出来るよう直接の手渡しが理想です。 この時のヒアリングも加味して見積を作成し、見積書をご提出させて頂きます。状況によっては見積書と調査報告書の提出が逆転するケースもございます。   3. その後のご確認  調査報告書をご提出させて頂き、修繕の必要性があると診断した場合は見積書をご提出致します。その後、約1週間を目途にご検討して頂いている内容について確認のご連絡はさせて頂きますが、さいたま大規模修繕専科においてはしつこい営業等は行いませんので安心してご連絡頂ければ幸いでございます。 勿論、ここまでの内容は全て無料です。金額が発生するのはその後修繕のご契約をしてからとなりますのでご安心ください。       さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 フォームでのお問い合わせはこちら 2023年9月29日 更新
大規模修繕の豆知識

建物の大規模修繕と耐震補強:安全と快適な未来のために 埼玉(さいたま)の大規模修繕・防水工事専門店 

埼玉(さいたま)のアパートマンションをお持ちのオーナー様、管理組合の皆様へ こんにちは。 アパートマンション大規模修繕・防水工事専門店の埼玉(さいたま)大規模修繕専科です。   建物の大規模修繕と耐震補強は、私たちの住環境を守り、将来にわたって快適で安全な場所を提供するために欠かせない重要な計画です。このブログでは、なぜこれらの作業が必要であるか、そのプロセスと利点について詳しくお話します!   1. 建物の老朽化と耐震性 多くの建物は年月とともに老朽化し、経年劣化が進行します。壁、屋根、基礎などの構造は、長期間の使用や気象条件の影響で劣化して、耐震性を失う可能性があります。地震が発生した際、これらの劣化が建物の崩壊につながる可能性があるため、耐震補強がとても重要です。   2. 地震の脅威 地震は世界中で頻繁に発生し、その影響は甚大です。特に地震の多い日本では、地震に対する準備が不可欠になります。耐震補強は、地震が発生した際 に建物を安定させ、住民の安全を確保するための重要な手段になります!   3. 耐震補強のプロセス 耐震補強のプロセスは、建物のタイプや状態に応じて異なりますが、一般的なステップは次の通りです。   評価と診断 まず、建物の現在の状態を確認し、耐震性に関する診断を行います。どの部分が補強が必要かを特定します。   設計 耐震補強の設計を行います。これには、補強材料や方法の選定、工程の計画、予算の策定が含まれています。   施工 設計が完成したら、施工が始まります。これには建物の一部分または全体を補強する作業が含まれています。   監査とテスト 補強作業が完了したら、独立した第三者による監査が行われ、建物の耐震性が要件を満たしていることをきちんと確認します。   4. 耐震補強の利点   安全性の向上: 耐震補強は、地震や自然災害に対する建物の耐性を向上させ、住民の安全を確保することができます 長寿命化: 補強された建物は、耐用年数が延長され、将来の修繕や改装の必要性を減らすことができます。 価値の向上: 耐震補強は、建物の価値を向上させ、資産価値が維持されます。 快適性の向上: 補強作業中に断熱材やエネルギー効率を向上させる工事も行えるため、住民の快適性も向上させます。     5. 耐震補強の費用 耐震補強にかかる費用は、建物の種類、サイズ、状態によって異なります。しかし、これは将来の地震に備えるために投資する価値がある重要な支出です。多くの場合、補強にかかる費用は地震の発生時に発生する建物の崩壊や損害に比べるとはるかに経済的です。 事前の備えはきちんとしましょう!   まとめ 建物の大規模修繕と耐震補強は、生活環境を守り、地震などの災害から身を守るための重要なステップです。安全で快適な住環境を維持し、将来の世代にも安心して受け継ぐために、積極的に取り組むべき課題と言えます。建物所有者やコミュニティは、地震対策としての耐震補強を検討し、専門家のアドバイスをしっかりと受けることをお勧めします。       [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20375/[/embed] https://saitama-shuzen.com/blog/20781/   さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 フォームでのお問い合わせはこちら   2023年9月27日 更新
劣化症状大規模修繕の豆知識

大規模修繕時のトラブル!こんなときどうする? 埼玉(さいたま)の大規模修繕・防水工事専門店 

埼玉(さいたま)のアパートマンションをお持ちのオーナー様、管理組合の皆様へ こんにちは。 アパートマンション大規模修繕・防水工事専門店の埼玉(さいたま)大規模修繕専科です。   不動産所有者として、建物や施設の定期的な保守と修繕は避けて通れない責任のひとつです。しかし、大規模修繕プロジェクトを進行させる際には、さまざまなトラブルや問題が発生する可能性があります。このブログでは、大規模修繕のトラブルについて、それらを回避または解決するための方法について詳しくお話していきます!     大規模修繕のトラブルと解決策     1.予算の過小評価 大規模修繕を開始する際、最も一般的なトラブルの一つは予算の過小評価です。予算が不十分な場合、計画が途中で中断されたり、質の低い材料や作業が採用されたりする可能性が高まります。   解決策: 信頼できる専門家の助言を受けて、適切な予算を設定する。 余裕をもった予備費用を計算に含めて、予想外の出費に備える。 計画の進行に合わせて予算を調整して、途中で問題が生じた場合に対応できるようにする。   2.適切な業者の選定 施工業者の選定は、大規模修繕計画の成功にとても影響します。信頼性の低い業者を選んでしまうと、品質の低下や予算のオーバーといった問題が発生します。   解決策: 複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく実績や評判もきちんと比較する。 参考になる口コミや評判を調査して、信頼性のある業者を選ぶ。 契約書を詳細に検討して、細かい条件や変更に対するルールを明確にする。   3.スケジュールの遅延 大規模修繕計画は、予定通りに進行しないことが多いものです。天候や資材の入手の遅延、予期せぬ問題の発生などが遅延の原因となります。   解決策: スケジュールを柔軟に設定して、余裕をもって計画する。 施工業者との定期的なコミュニケーションを取り、進捗状況をきちんと把握する。 予期せぬ遅延に備えて、住民や利用者に対してきちんと説明をする。   4.品質管理の不備 建物や施設の修繕において品質管理が不十分な場合、修繕後の問題や再修繕の必要性が生じる可能性があります。   解決策: 施工業者に品質基準を厳守してもらうように要求する。 定期的な監査や検査をきちんと行い、品質が一貫して高い水準を保つようにする。 保証期間を設け、修繕後の問題に対処できるように契約を結ぶ。   5.住民や利用者とのコミュニケーション不足 大規模修繕計画が進行する際に、住民や利用者とのコミュニケーションが不足すると、不満やクレームが生じる可能性が高まってしまいます。   解決策: 事前に住民や利用者に計画をきちんと説明し、協力と理解を得る。 工事の進捗やスケジュールに関する情報を共有して、問題が生じた際に迅速に対処する。   大規模修繕は複雑で多くの要素が絡み合うことがありますが、適切な計画、管理、コミュニケーション、そしてトラブル時の冷静な対処によって、成功に導くことができます。不動産の価値を維持し、建物や施設を長寿命化するために、大規模修繕には積極的に取り組むべきです。信頼出来る専門家のアドバイスを受けながら、計画的かつ慎重に進めていきましょう!!     [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20348/[/embed]   [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/19998/[/embed]   さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 フォームでのお問い合わせはこちら     2023年9月10日 更新
業者選びのポイント大規模修繕の豆知識

ALC造の建物をお持ちのオーナー様へ-大規模修繕によって末永く価値ある資産を

ALCとは? ALCとは珪石や生石灰等で生成され空気を多く含んだ成形材になります。 耐熱性・耐火性・耐久性に優れ、重量もコンクリートの約1/4と軽く建物に負担をかけにくい優れた部材です。ですがデメリットとしてコストが高い他、吸水性も高くなっています。さまざまな良い性能を持つALCですが、吸水性が高いということは雨水等が浸水しやすく、ALC自体の劣化を早めるものになります。通常外壁材としてALCを使用の場合は、ALC表面に塗料を塗布することにより浸水を防ぎます。 塗布する塗料のグレードにもよりますが、一般的には10年を過ぎたら点検することをお勧め致します。塗膜のクラックや剥がれ等が生じてくるとそうした部位から雨水等が浸水します。また、ALCの繋ぎ目はシーリング処理することが一般的ですが、シーリング等の劣化からも浸水し、悪影響を及ぼす可能性は出てきます。   ALCへの悪影響とは? ALCに浸水することによって一番酷い現象は爆裂となります。浸水したALCが膨張を繰り返し中の水分が凍結したりするとALCが耐え切れず爆裂してALC材が割れる現象が起きます。こうなってしまうともう塗装では修復は出来ず、ALCの交換という形になります。交換と言っても爆裂を起こしたALCだけ交換することが出来る場合と部位によっては周辺のALCも交換する必要が出てくる場合もありますので大変なコストが生まれてしまいます。 [caption id="attachment_20780" align="alignnone" width="350"] ALC爆裂[/caption] 点検を怠ってALCの交換という事態が生じる前に再塗装・シーリングの打替え等で大切な資産を良い状態で保つことが最終的なトータルコストとしてもローコストに抑えることに繋がります。。   ALC造の点検 ALC造の外回りで点検箇所は大きく分ければ屋上(屋根)と外壁(ALC)の点検となります。 屋上(屋根)の点検に関しては防水の種類にもよりますのでここでは割愛させて頂きます。そして外壁(ALC)の点検ですがもう少し細分化しますと以下の点を注視することになります。 1.外壁塗装の劣化具合の確認  塗装の劣化に関してはクラックが出てきている部位はないか?塗装経年劣化によるチョーキング現象(手で触ると白くなる白化現象)は出てきているか?等を目視や触診によって確認していきます。 2.ALC目地シーリングの劣化具合の確認  外壁部材の中で一番劣化しやすい部材がシーリングになります。高温・冷却を繰り返す自然環境の中で硬化していき、接地しているALCとも熱膨張率が当然違いますので熱膨張の際は追従しにくくなり、クラック等が発生し浸水の原因となっていきます。これらの点検も目視や触診によって確認していきます。 3.開口部周りシーリングの劣化具合の確認  開口部周りとは外壁に付帯するもので窓・扉・換気口等を指します。これらを取り付けた際は周囲をシーリングすることによって外壁と付帯物の隙間からの浸水を防ぎます。ALCの目地シーリングに比べシーリングの量(厚み)も少ない場合が多くクラックや切断等が発生しやすい部位ともいえます。これらを目視や触診によって確認していきます。 主には上記3点が外壁での確認事項となりますが、足場を周囲に設置しない限り全ての部位を確認することは出来ません。足場を周囲に設置することはそれなりのコストが発生しますので、よほどのことが無い限りは点検時に於いて足場を設置することはありません。 業者から無料点検・見積とあるものはあくまで外部歩行の可能な範囲や外階段・もしくは脚立等で可能な範囲を目視・触診することで劣化状況を確認し、その確認状況から目視・触診出来ない部分の劣化状況を推測するものとなります。(すでに漏水がある場合を除く)   ALCは優れた部材ですが、吸水率が高いことから定期的な点検を行い、必要であればこまめな修繕を行うことが長期的にローコストで資産を守ることに繋がると思います。点検・見積無料の業者を逆に利用し定期的に点検を行うように心掛けていきましょう。   さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 2023年9月7日 更新
大規模修繕の豆知識

マンションアパートの屋上防水工事 – 建物の寿命と住環境の維持について 埼玉(さいたま)の大規模修繕・防水工事専門店 

埼玉(さいたま)のアパートマンションをお持ちのオーナー様、管理組合の皆様へ こんにちは。 アパートマンション大規模修繕・防水工事専門店の埼玉(さいたま)大規模修繕専科です。   今回はマンションアパートの屋上防水工事について、建物の寿命と住環境の維持に向けての重要なポイントをご説明します。屋上防水工事は建物の耐久性を保つ上で欠かせない工事であり、正確な施工と定期的なメンテナンスが、住民の安心と快適な生活をサポートするのに重要になります!   屋上防水工事の重要性 マンションアパートの屋上は、外部からの気象条件や降水量にさらされることがとても多い場所です。そのため、屋上の防水層が劣化してしまうと、雨水や雪解け水が建物内に侵入してしまい、建物構造の劣化や住民の生活に支障をきたす可能性があります。屋上の防水工事は、建物の寿命を延ばす上で欠かせない重要な工程であり、住環境を維持するために積極的に取り組むことが必要です!   屋上防水工事の施工方法 屋上防水工事は以下のような一般的な手順で進められます。 1.状態確認と下準備 屋上の現状を確認し、必要な下準備を行います。屋上表面のクリーニングや古い防水材の除去、不要な物の撤去などです。また、周辺の建物や構造物の保護措置もとても重要になります。   2.防水材の施工 防水工事の最も重要な部分は、防水材の施工です!防水材としては、シート状の防水膜(ビットメンシートやシート状ポリマーなど)や液体防水材(ウレタン系やアクリル系など)が使用されます。防水材を適切なサイズにカットし、屋上に貼り付けることで、屋上全体を防水します。防水材の施工方法や使用する材料は、建物の構造や屋上の状態に合わせて専門家ときちんと相談し、適切に選定することが重要です! 3.防水層の保護と仕上げ工事 防水材の施工が完了したら、防水層の保護と仕上げ工事に取り掛かります。防水層を保護するために、以下のような方法が一般的に使用されます。 屋上緑化: 防水層の上に屋上緑化を施すことで、直接の日光や気温の変化から防水層を保護します。植物の根や土壌が防水層を覆い、防水材の劣化を防ぐことができます! タイル舗装: 防水層の上にタイル舗装を施すことで、屋上の美観を向上させながら、防水層を保護することができます。適切な施工により、雨水の浸入や物理的な損傷から防水層を守ります。 防水塗装: 防水層の上に防水塗装を施すことで、表面の保護を図ります。塗料やシーラントを使用し、防水層を外部からの侵入や紫外線から保護することができます! 4.仕上げ工事 防水層の保護が完了したら、仕上げ工事に移ります。この段階では、排水設備の取り付けや、タイルや舗装の施工を行います。適切な排水設備の設置により、屋上にたまった雨水や雪解け水を効率的に排出し、防水層の負荷を軽減することができます。また、タイルや舗装の仕上げ工事によって、屋上の美観を向上させることもできます。 5.品質検査とメンテナンス 防水工事が完了した後は、品質検査を行い、防水層の施工品質を確認します。施工ミスや不備があれば、早急に修正することが重要です。また、防水層の効果を長期間にわたって維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。雨季や冬季の前に点検を行い、劣化や損傷の有無を確認して、必要に応じて補修やメンテナンスを行っていきましょう!   専門業者の選定 屋上防水工事は専門知識と経験が必要な作業ですので、信頼できる専門業者の選定がとても重要です。施工実績や技術力、信頼性などを確認し、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。また、業者とのコミュニケーションを重視し、工事の進捗状況や品質について適切に報告を受けることも大切になります。   定期的な点検とメンテナンスの重要性 屋上防水工事が完了した後も、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。屋上は外部の気象条件にさらされるため、劣化や損傷がとても起こりやすい場所です。定期的な点検によって、早期に劣化や損傷を発見し、適切な対策をすることができます。定期的なメンテナンスは、防水工事の効果を長期にわたって維持し、建物の耐久性を確保する上で欠かせない要素です!   マンションアパートの屋上防水工事は建物の寿命と住環境の維持に欠かせない重要な工程です。正確な施工と定期的なメンテナンスによって、屋上の防水効果を確保し、住民の安心と快適な生活をサポートすることができます。信頼できる専門業者の選定や適切な仕上げ工事、定期的な点検とメンテナンスの実施が成功の鍵となります。 防水工事のステップ マンションアパートのオーナー様方におすすめする防水工事のステップは次の通りです。 1.専門業者の選定 屋上防水工事は専門的な技術と経験が必要です。信頼性のある防水業者を選ぶことがとても重要です。施工実績や資格、保険の有無、過去の顧客の評判などを確認して、専門業者を選定しましょう。   ↓ 2.現地調査と診断 防水工事の前に現地調査を行って、屋上の状態を詳細に把握します。屋上の傾斜や排水状況、防水材の劣化の有無などを確認して、適切な工事計画を立てます。 ↓ 3.適切な防水材の選定 屋上の状況に合わせて適切な防水材を選定します。シート状の防水材や液体防水材など、特性やメリット・デメリットをきちんと理解し、建物に適した材料を選ぶようにしましょう! ↓ 4.下地処理 防水材の密着性を高めるために、下地処理が必要です。屋上の平坦化や凹凸の修正、浸透防水剤の塗布などを行って、防水材の施工面を適切に整えていきます。 ↓ 5.防水材の施工 防水材の施工は慎重かつ正確に行う必要があります。シート状防水材を使用する場合は、適切なサイズにカットして屋上に貼り付けていきます。液体防水材の場合は、均一な厚みで塗布することが重要になります。 ↓ 6.防水層の保護と仕上げ工事 防水材の施工が完了したら、防水層の保護と仕上げ工事に取り掛かります。屋上緑化やタイル、舗装などから選んで仕上げを施し、防水層を外部からのダメージから守ります。 ↓ 7.品質検査とメンテナンス 施工完了後は、品質検査を定期的に行い、施工の品質を確認します。さらに、定期的な点検とメンテナンスを実施し、防水効果を長期間にわたって保ちます。防水工事の劣化や損傷の早期発見と対策をきちんと行いましょう。   屋上防水工事は、マンションアパートの建物の寿命と住民の安心・快適な生活を確保するために欠かせない工程です。信頼できる専門業者との協力を通じて、適切な施工とメンテナンスを行って、建物の耐久性を確保しましょう。定期的な点検やメンテナンスを通じて、長期的な効果を確保して、住民の生活の安心と満足をサポートすることが大切です。       さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 フォームでのお問い合わせはこちら   [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20406/[/embed]   [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20346/[/embed] 2023年8月8日 更新
雨漏り・防水工事大規模修繕の豆知識

建物の価値と長寿命を保つための大規模修繕の重要性 修繕の周期や取り組みなど埼玉(さいたま)の大規模修繕・防水工事専門店 

埼玉(さいたま)のアパートマンションをお持ちのオーナー様、管理組合の皆様へ こんにちは。 アパートマンション大規模修繕・防水工事専門店の埼玉(さいたま)大規模修繕専科です。 建物を所有すると、それを長く、安全に使い続けるためには、定期的なメンテナンスと修繕が必要不可欠です。特に大規模な修繕は、建物の価値や快適性を維持するために重要なステップです。建物の所有者として、建物の価値を維持し、快適な利用環境を提供するためには、大規模修繕の周期を理解して、計画的に実施することが不可欠です。大規模修繕とは、外壁、屋根、設備、共用施設など、建物全体または一部の重要な部分に対して行われる大規模なメンテナンス作業のことです。 この記事では、オーナーの皆様に向けて、大規模修繕の周期の重要性と具体的な取り組みについてお伝えしていきます。 大規模修繕の必要性     建物は時間とともに劣化し、気候条件や使用状況によって損傷が進行します。これらの損傷が放置されると、建物の寿命が短くなり、将来的な修繕費用が高額になる可能性があります!また、劣化した建物は利用者にとっても快適ではなく、安全性が低くなり、問題が起きることもあります。大規模修繕の周期をきちんと守ることで、これらのリスクを軽減し、建物の価値と長寿命を確保することができるのでとても重要になります。     大規模修繕の周期はどのくらい? 大規模修繕の周期は、建物の種類や状況、地域の気候条件によって異なります。 一般的なガイドラインとしては、住宅では約10〜20年ごと、商業施設や公共施設では約5〜15年ごとに行うことが推奨されています。ただし、建物の状態によっては、このサイクルを短縮する必要があるのであくまでも目安になります。   大規模修繕の周期を決める要因 大規模修繕の周期は、建物の種類や状況、地域の気候条件などによって異なります。以下に、周期を決める際に考慮すべきな主な要因を紹介していきます。   1.建物の種類と用途 住宅、商業施設、公共施設など、建物の用途によって必要なメンテナンスの内容やサイクルが異なります。例えば、商業施設は通常高い利用頻度に耐える必要があり、頻繁な修繕が必要になります。 2.建材と設備の耐久性 使用されている建材や設備の種類によって、修繕の必要性が変わります。耐久性の低い材料は早めの修繕が必要になります。逆に、高品質の材料を使用した場合は、修繕の周期が延びることがあります! 3.気候条件 地域の気候条件は建物への影響を大きく左右します。高湿度の地域では腐食や劣化が進みやすく、修繕の頻度が増える可能性があります。 4.法律や規制 建築基準法や地域の建築規制に従って修繕が必要な場合もあります。法的な要件に従って周期を設定することも重要になります。   大規模修繕の具体的な内容   大規模修繕の内容は、建物の種類や状況によって異なりますが、一般的には以下の部分が対象となります。   1.外壁と屋根の補修・塗装:外部からの影響をとても受けやすい外壁と屋根は、定期的な塗装や補修が必要です。これによって建物の美観が保たれ、劣化が防止されます。   2.設備の点検と交換:電気設備、配管、冷暖房システムなど、建物内の設備も定期的な点検と交換が必要です。劣化や故障が起こる前に早め早めに対処することがとても重要です。   3.共用施設のメンテナンス:共用エリアや施設(エレベーター、駐車場、プールなど)も定期的なメンテナンスが必要です。安全性や利便性を確保するためにも注意を払う必要があります。   大規模修繕の計画と実施 大規模修繕の計画と実施は以下のステップに従って行うことが重要です。 1.点検と評価  定期的に建物全体を点検し、修繕の必要な箇所を特定していきます。専門家のアドバイスを受けることで、的確な評価を行うことができます。 2.計画の策定  点検結果に基づいて、修繕の内容とスケジュールを計画していきます。緊急性の高い問題から順番に優先的に対処する計画を立てましょう。 3.業者の選定 信頼性のある業者を選定し、見積もりを比較して検討します。適切な技術と経験を持つ業者と契約することが品質を保つポイントです。 4.作業の実施とモニタリング 選定した業者によって修繕作業が行われます。進捗状況を定期的に確認して、計画通りに作業が進むように確認します。   最後に 大規模修繕の周期を守ることは、建物の価値と長寿命を守るために欠かせないものです。建物の種類や状況、地域の気候条件などを考慮しながら、定期的な点検と計画的な修繕を実施していきましょう。これによって、建物の美観や安全性を保ちながら、将来の修繕費用を抑えることができます。建物の価値を守るために、定期的な大規模修繕の重要性をしっかりと認識し、計画的なアプローチを取り入れてください。   さいたま大規模修繕専科では無料でご相談を承っております。 問い合わせフォームはこちら 「今の建物の状況について相談したい」 「賃貸経営全般を考えたときに将来的な修繕計画を考えたい」 「まずは見積だけでもとって将来かかる費用を知っておきたい」 「管理会社の見積もりが正しいかわからないので見てほしい」 などオーナー様・管理会社の皆様から数々のお悩みを頂いております。 埼玉県さいたま市地域密着の専門店として、アドバイスさせていただきます。 気になる方はお電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。 電話番号:0120-949-262 フォームでのお問い合わせはこちら     [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20398/[/embed]   [embed]https://saitama-shuzen.com/blog/20380/[/embed] 2023年8月7日 更新
大規模修繕の豆知識

地域密着3,000件の豊富な施工実績

この度は、さいたま大規模修繕専科のHPにお越しくださり誠にありがとうございます。 さいたま大規模修繕専科を運営している株式会社ケイナスホームの代表取締役を務めております、那須 康一郎と申します。私たちは、さいたま市で施工実績が3000件以上行っている「修繕・防水工事専門店」です。防水工事や修繕工事などの大規模修繕はマンションやアパート経営において大きなポイントになります。しかしオーナー様がそのポイントに気づかずマンション・アパート経営に難が生じるケースを多く見てきました。そのようなことが減ることを願い、さいたま大規模修繕専科を立ち上げました。 私たちの発信させていただく情報をヒントにオーナー様のより明るい未来を描いていただければ幸いです。オーナー様と一緒に大きな工事だけではなく、小さな工事も一緒に寄り添って考えていけたらと思っています!

さいたま大規模修繕専科
代表取締役 那須 康一郎

皆さまのお越しをお待ちしております!!

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